2017年11月27日月曜日

 ワイングラスから見えるイタリア 〜名古屋栄「ロジョック」〜


名古屋栄、ビルの谷間の路地奥に
イタリアワインサロンのrojoc(ロジョック)はあります。

レンガ造りの大人な隠れ家の雰囲気のお店。

イタリアワインとのマリアージュを
楽しんでみたいとお願いすると、
「前菜盛り合わせ」で合うものを探してみてはと、提案されました。





手書きメニューから選べます。
いろいろあって迷いそうだったので、
「おまかせ」にしました。

イタリアワイン自体もよく知らないので
「ソムリエにおまかせ 3glass飲み比べセット」で。

1杯目はさらりとした白ワイン。




2杯目の赤ワイン。
日本酒のように繊細でやさしい芳醇旨口。
タンニンもほどほどでキレが良くて、面白い。

イタリアの赤ワインはタンニンたっぷり派手なイメージだったので
ちょっとびっくり。

「こういう味が本来のイタリアワインなのですよ」と
選んでくれたソムリエさんの談。
そういえば1杯目の白ワインも繊細でやさしい味でした。





3杯目はキャンティ・クラッシコ。
これは最初に僕が「名前だけ聞いたことあってちょっと気になってる」と、ソムリエさんと話していたものでした。

サプライズ的にさりげなく
「さっき話してましたよね?」と言わんばかりに
最後に出してくれるのはニクイですね。



イタリアといえば、何を思い浮かべますか?

僕は、イタリアというと、
「フェラーリ」や「グッチ」「プラダ」「フェラガモ」などの
世界の最先端でギラギラ輝く高級ブランドの印象を持っていましたが


でもワインからは、全く違って
素直で素朴で
久しぶりに帰ってくる人を優しくおおらかに迎えるような
そんな農村風景が浮かんできました。





調べてみると、実際、イタリアは農業が盛んで
特にぶどうは、北部であっても南部であっても全土どこでも
栽培ができるらしいです。

ワイン造りの歴史はフランスよりも古く、
さらに小さな畑が次々と新しいワインを作り出すことが多いので
独創的で味のバリエーションは世界屈指なのだとか。



きっと、イタリア人にとってイタリアワインとは
日本の日本酒や焼酎と同じように
庶民の生活や食事に根付いたものなのですね。

イタリアの人は、よく食べよく飲み、
そしておしゃべりも大好きなんだそうです。


黙ってじっくりと味わうというよりは
美味しい食事と、おしゃべりを楽しみながら
飲むのがイタリアンスタイルなのかも。



店内は、おしゃれだけど
洋風の田舎のゆるさもあり居心地のいいやさしい雰囲気。

ソムリエさんのやさしく柔らかい物腰そのままのようでした。
合間合間に話しかけると、ワインのことも丁寧に教えてくれます。


たまには、ここでゆっくりおしゃべりを楽しみながら
イタリアワインを楽しんでみては?

もしかしたら、ワイングラスの向こうに、
イタリアの農村風景が見えるかも。





rojoc公式サイト


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